2015年7月26日(日)勉強会のご報告

7月26日(日)10:00~12:00、勉強会がありました。
今回は、16名の参加でした。

前半は、「何に動かされてここに来ましたか?」という話や、
前回の内容などを思い出したり、
外は、とても暑くて、部屋の中でマインドフルネスをして、ゆったり過ごしました。

後半は、ワークブック4巻の続きの話題でした。

「開かれた対話」(11:00~11:40)
希望を基盤にした会話と恐れを基盤にした会話の違い(4巻_p.9)

挑戦的な状況についての別の見方は、恐れを基盤にした会話ではなく、希望を基盤にした会話をするという観点から考えてみることです。どういう意味なのでしょうか?次に例を読んでみてください。

村上さんは電話相談で働き始めて数ヶ月になります。内田さんから電話があると、村上さんはいつもうれしく思います。彼とは共通しているところが多いからです。今夜、内田さんが電話をしてきたとき、いつもと違う感じがしました。内田さんは、自分が信頼できないような感じで、とてもか細い声で話し、自分は危険な気がすると言います。

もし村上さんが恐れを基盤に反応したとしたら、彼は何らかの評価を始めるでしょう。(典型的な診断評価の質問はしなかったとしても)例えば、こう言うかもしれません。

「そのことを主治医に話した?」あるいは、「あなたの安全を守るために、何か私たちに出来ることはありますか?」

これらが恐れを基盤にしたものだということがわかりますか?村上さんは、内田さんにとって「危険な気がする」とはどんなことなのかについて、たくさんの思い込みをしています。彼自身の恐れから、この状況をコントロールしたくなっています。

✍ 開かれた会話、開かれた対話をしてみませんか。


開かれた会話って、どういう会話なんだろう?との話の中で、
「早く食べなさい」と子どもを叱っている母を見た、という話題から、
母になってみたら、自分がしたいと思ったことを、ことごとくくじかれる、
自分が本当に満たされてないことは何か、と考える余裕もなくなっている、
という話が印象的でした。

本当は自分は何を伝えたいのか、
もし、穏やかな海のような心持でお互いに話ができたら、
自分で気づいていなかったようなことも、
会話をしながら気づけたりするのかも?と思いました。

【次回予定】
日時:9月13日(日)15:00-17:00 (←日曜日だけど、午後です!)
場所:東京大学医学部3号館 S102 (いつもの部屋)
地図:http://bit.ly/hVR5pV
※8月は、3日間ワークショップのため、定例の勉強会はお休みです。

どなたでも手ぶらでご参加いただけますので、気が向けばふらっと遊びに来てください!