2016年12月18日勉強会のご報告

2016年12月18日(日)10:00~12:00は、定例の勉強会でした。
初参加の方もおられ、10名での会となりました。
初めての方はブログを見て来てくださったとのこと。嬉しかったです。
今年最後ということで、終了後にあぶって味わう、忘年焼き大会もありました。(焼きがんもどきが思いのほかおいしかったです。)

静かな時間(太極拳)では、呼吸に意識を向ける、の後、
体の重みを感じてみるという試みがありました。
2人一組で、1人が身体を傾けて、1人は腕に触れてみる、という。
自分が傾いて触れられている時は、自分の体の重みは感じなかったのですけど、相手が傾いて自分が触れているときには、
寝た赤ちゃんを抱っこした時のような重みを感じました。

テキストは、「衝突」複数の真実を持つ、の続きでした。
文章を読んで思う所を話しました。
どこから病気なのかはわからないのに「頭の障がい」と捉えた方がわかりやすいから、そう捉える。それで「薬を出す」という発想が出てくる。「医者」と「患者」の考え方の違いにすごく壁を感じる。という話が印象的でした。

次回予定】※1月はお休みです。
日時:2017年2月11日(土)13:00~15:00(いつもと時間が違います)
場所:東京大学医学部3号館S102
参加費無料。申込み不要。初めての方も、ふらっと手ぶらでお越しいただけるの大歓迎です。


以下、本日お配りした内容のご紹介です。
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IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
日時:2016年12月18日(日)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館S102

1.チェックイン(10:00~10:20)
・呼んで欲しい名前
・何に動かされてここに来ましたか?

2.前回11月の振り返り(10:20~10:40)
前回:「衝突」続き 複数の真実を持つ(5巻 p.14-15)

3.静かな時間を味わう や 太極拳(10:40~11:00) 
・息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
・息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
・ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
・できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?

~休憩~

4.第6章「衝突」複数の真実を持つ (11:10~11:45)(5巻 p.16)
坂東さんが精神科医の知らない市川さんについて知っていることは確かですが、精神科医の目を通して、あるいは医師の責任を通しては見てきませんでした。多分その医師には(とても残念なことに)最近、市川さんが彼に内緒で薬を減らしたあとに、彼を入院させなければならなかった経験があったかもしれません。この時点まで、彼らは本当に信頼でき、希望の持てる関係を持っていたのに、この強制入院がその信頼を損なったのかもしれません。彼の言っていることは真実です。一方、坂東さんは、市川さんを何年も知っていて、薬が少ないときに、もっとしゃっきりと、生き生きとしている彼を見てきました。彼女が知っていることも真実です。ではいろいろな見方があることを認識し、同時に3人すべてにとって有益な何かを作る出すことに向かうことが出来るでしょうか?もし、坂東さんが王道を行き、精神科医にこういったらどうでしょう。

「あなたの反応の仕方から判断すると、市川さんととても大切な経験を持っているに違いないですね。彼のことをとても気にかけているように感じました。私も彼とは長いつきあいで、とても気にかけています。私が知っている市川さんについて、あなたがもう少し理解して、あなたにとってはどうだったのかを私に理解出来るように、話してもらえたらと思います。私たち3人がそれぞれの見方について話し合い、3人の間に信頼を作り出すにはどうしたらよいか、探り出すことが出来ると思いますか?」

どのような可能性が開けるでしょうか?そして、従来の上下関係にどんなことが起きるでしょうか?

5.勉強会の感想(11:45~12:00)
・今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

【今後の予定】
次回:2017年2月11日(土)13時-15時 (いつもと時間が異なります)
(3月は矢が花に変わる研修を3月4日(土)-6日(月)で計画準備中、4日の午前は定例の勉強会にとの話が進んでいます。)
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